【立って読書】得られる3つの効果とは?読書環境のアイデアも紹介します!

突然ですが、読書をしている自分をイメージしてみてください。
多くの人は、ゆったりと椅子に腰を掛けている状況を思い浮かべるのではないでしょうか。
「読書は座って行うもの」というのはごく一般的な認識ですが、立って読書をすることで得られる様々な効果もあります。
今回は立って読書をすることで得られる効果について解説していきます。また、立って読書するためのアイデアも紹介します!
この記事を読むことで、その時々の状況に応じて、効率的に読書を進めることができるようになるはずです。
【立って読書】得られる3つの効果

立ち読書で得られる効果は次の3つです。
- 集中力・記憶力が高まる
- 姿勢が改善される
- 健康的なライフスタイルを促進する
それぞれの効果について解説していきます。
①集中力・記憶力が高まる
立って読書をすると、多くの人がまず実感するのが集中力の持続です。
立って読書することで、脳の血流量が増加し、集中力・記憶力が高まるという研究結果があります。第二の心臓と呼ばれる「ふくらはぎ」が立つことで刺激され、血流量がアップします。また、身体を動かすことによるエネルギーが発生し、脳が活性化されます。
椅子に座って読むと、姿勢が崩れたり、無意識にリラックスしすぎたりして、注意力が散漫になりがちです。一方で、立った状態は身体がわずかに緊張した「活動モード」になります。この状態では脳も自然と覚醒しやすく、文章を追うことに意識が向きやすくなります。
特に、短時間で本を読みたいときや、集中が切れやすいと感じている人にとって、立って読書は効果的です。
ダラダラとページをめくることが減り、今この時間は読むというスイッチが入りやすくなります。結果として、読書の密度が高まり、満足感も得やすくなります。
▼読書に集中できない原因と改善策についてはこちらの記事にまとめています。
②姿勢が改善される
立って読書することで、背筋を大きく曲げることが難しくなるため、自然な姿勢を維持しやすくなります。無理に意識しなくても、体のバランスを取ろうとする働きが姿勢を支えてくれます。

座って読書をしていると、気づかないうちに背中が丸まり、首が前に出てしまうことがありますね。
姿勢が改善されることで、背中や腰の痛みを軽減する効果があります。姿勢が整うと、呼吸も浅くなりにくくなります。
読書と同時に身体への負担を減らせる点も、立って読書の大きなメリットと言えるでしょう。
▼読書に最適な姿勢についてはこちらの記事をご覧ください。
③健康的なライフスタイルを促進する
立って読書することで、座りっぱなしの時間を減らすことができ、健康的なライフスタイルを促進することができます。
事実『座る時間が短いほど、遺伝子のテロメアが長い』という研究結果をスウェーデン・カロリンスカ医学大学のマイ・リス・ヘレニウス教授が率いる研究チームが発表しました。
細胞小器官を持つ生物の染色体末端部に位置する構造体のことで、DNAの分解や修復から染色体を保護する役割があります。
生まれたての赤ん坊が一番テロメアが長く、細胞が分裂する度にテロメアは短くなっていきます。そして、ある一定の長さ以下になると細胞の分裂が止まります。
分裂が止まると新しい細胞が再生されないので老化が進み、老いと共に寿命も尽きるのです。これにより、テロメアは「命の回数券」とも呼ばれます。
更に教授の研究チームは、テロメアの短縮を遅らせる効果的な方法を探るべく、被験者の運動レベルや着座時間を記録。すると、明らかに着座時間が短い人ほどテロメアが長くなる関係性を発見しました。

ちなみに、運動レベルの違いによるテロメアの長さの関係性は見つからなかったんだって。
つまり、座る時間を短くするように努めると、結果テロメアが長くなり、若さを保てるということです。「テロメアの長さの維持が、若さを保つ秘訣」とも言えるでしょう。
また、立って読書することで、運動不足解消やダイエット効果も期待できます。
今日からできる立ち読書の環境アイデア

今日からできる立ち読書のアイデアは次の4つです。
- テーブルやカウンターを活用する
- 壁や棚を使って読む
- スタンディングデスクで読書する
- 外で読書する
それぞれのアイデアを見ていきましょう。
テーブルやカウンターを活用する
立って読書を始める際に、特別な道具を用意する必要はありません。まずは、自宅にあるテーブルやキッチンカウンターを活用するだけで十分です。
本を持ったまま立つのがつらい場合は、胸の高さ前後に本を置ける場所を探してみましょう。視線が自然に前を向く位置に本があると、首や肩への負担が減ります。
高さが合わない場合は、箱や本を重ねて調整するだけでも問題ありません。「きれいに整える」よりも、「すぐ読める」ことを優先すると続けやすくなります。
壁や棚を使って読む
スペースが限られている場合は、壁や棚を活用するのも一つの方法です。壁に本を立てかけたり、棚の一角を使ったりするだけで、立ち読書の環境が整います。
重要なのは、体を大きく前にかがめなくて済む位置に本を置くことです。無理な姿勢が続くと、立って読書のメリットが感じにくくなります。
「完璧な環境」を作ろうとせず、その場でできる範囲で試してみることが大切です。
スタンディングデスクで読書する
スタンディングデスクは、高さを調整することができるため、自分に合った高さに調整することができます。また、書籍やノートなどを置くための棚も付いているものが多いため、便利です。
スタンディングデスクの自分に合った高さの目安を知りたい方は、以下のサイトで知ることができます。
スタンディングデスクでの最適な机の高さの自動計算ページ|ビーズ株式会社
外で読書する
公園や庭など、外で本を読むこともできます。外で読書することで、新鮮な空気を吸いながらリフレッシュすることができます。また、オーディオブックを活用すれば、歩きながら読書を楽しむことが可能です。
立って読書を快適に行うためのアイテム

ここからは立って読書を快適に行うためのアイテムを紹介します。
スタンディングデスク
スタンディングデスクとは、立ったまま作業できる高さのデスクのことです。健康意識の高まりとともに、利用者が増えています。最近では、座り作業と立ち作業を切り替えられる昇降式タイプも人気です。
読書の他にパソコン作業や資料チェックなど、日常的な作業を立ったまま行えるように設計されています。
- 姿勢が整う:立つことで背筋が伸び、猫背になりにくくなります。
- 集中力が続きやすい:立つことで身体が適度に緊張し、作業に意識を向けやすくなります。
- 健康面へのプラス効果:長時間座りっぱなしによる負担を軽減し、消費カロリーが増えるなど、体への良い影響が期待できます。
クッションマット
クッションマットは、足元に敷いて使う柔らかいマットで、立ち作業の負担を軽減するために作られたアイテムです。スタンディングデスクの普及とともに注目され、オフィスや自宅で取り入れる人が増えています。
- 疲れにくくなる:足裏の衝撃を吸収し、疲れを軽減させるので、長時間の立ち作業でも快適になります。
- 姿勢が安定する:体のバランスが取りやすく、無理な姿勢になりにくい。
- 集中力が続きやすい:体の疲れが軽減されることで、作業に集中しやすくなります。
読書台
読書台とは、本を読みやすい角度で固定するためのブックスタンドのことです。机の上に置くだけで使えるシンプルなアイテムですが、読書や勉強の効率を大きく高めてくれます。
読書台は、本を立てかけて固定し、ページを開いたままにしてくれるため、手で持つ必要がありません。その結果、自然と目線が上がり、首や肩への負担が軽減されます。
- 姿勢が良くなる:目線が上がるため、猫背になりにくいです。
- 首・肩の負担が軽減される:本を持ち続ける必要がなく、体への負担が減ります。
- 手が自由になる:メモを取ったり、パソコンを操作したりしやすく、勉強効率もアップします。
電子書籍リーダー
電子書籍リーダーとは、電子書籍(デジタルの本)を読むために作られた専用の端末のことです。 KindleやKoboなどが代表的で、紙の本とは違う便利さから利用者が増えています。
電子書籍リーダーは、電子書籍を表示して読むためのデバイスであり、電子ペーパー(E Ink)を採用したモデルが多く、紙のような質感で読みやすく、長時間読んでも目が疲れにくいとされています。
- 何千冊も持ち歩ける:数千冊の本を保存できるほどの容量を持ちながら、本体はとても軽量。通勤・旅行でも荷物が増えません。
- 暗い場所でも読める:暗い場所でも読めるフロントライト搭載モデルが多いです。
- 辞書機能・マーカー機能が便利: わからない単語をすぐに調べられたり、重要な部分に印を付けて後から見返せるため、読書の理解度が高まり、学習効率もアップします。

アプリを入れればスマホでも読書は可能ですが、電子書籍リーダーであればSNS通知やゲームアプリ等の誘惑はないので、読書に集中できます。
立って読書を続けるためのコツ

長時間やらない
立って読書は、長時間続けるものではありません。効果を感じやすいのは、短い時間で集中して読む場合です。
無理に長く読もうとすると、足や腰に負担がかかり、読書自体が嫌になってしまうことがあります。そのため、最初は5分から10分程度を目安にすると安心です。
短時間でも集中できれば、読書の満足感は十分に得られます。「短く終わらせる」ことを前提にすると、続けやすくなるでしょう。
疲れたらやめてOK
立って読書をしていて、少しでも疲れを感じたら、無理せずやめましょう。効果を得るために我慢する必要はありません。
立ち読書は、体に負担をかけない範囲で行うことが大切です。疲れたら座る、別の日に回すなど、柔軟に対応してください。
「やめてもいい」と思えることが、結果的に継続につながります。
座り読書と併用する
立って読書だけにこだわる必要はありません。状況に応じて、座って読む時間と組み合わせることで、読書はもっと快適になります。
例えば、集中したい最初の10分だけ立って読み、その後は座って続きを読む。このような使い分けも効果的です。
立ち読書は、読書スタイルを広げる一つの手段と考えると、気楽に取り入れられます。
習慣化しようとしなくていい
立って読書を「毎日やらなければならない習慣」にする必要はありません。むしろ、義務にしてしまうと続きにくくなります。
気が向いたときや、集中したいときにだけ取り入れる。それくらいの距離感がちょうど良いのです。
読書は楽しむものです。自分に合った形で、無理なく続けていくことが、長く付き合うコツになります。
まとめ
立って行う読書は、特別な道具や環境がなくても始められるシンプルな読書スタイルです。立つことで集中力を保ちやすくなり、姿勢も自然に整いやすくなります。さらに、健康面への良い影響も期待できる点は、大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、立って読書はすべての人に向いている方法ではありません。体調や読書の目的によっては、座って読む方が合う場合もあります。大切なのは、効果があるからといって無理に取り入れないことです。
集中したいときだけ立って読む、短時間だけ試す。それくらいのゆるい取り入れ方でも十分です。
読書は、続けられる形が一番です。自分に合ったスタイルを見つけながら、無理なく読書を楽しんでいきましょう。

