これから読書を習慣にしていきたいけど、読書に適したタイミングってあるのかな?
読書に適したタイミングはあります!
読書は知識を深めたり、語彙力を鍛える効果があります。また、ストレスを解消したり、心を豊かにする効果も期待できます。
それらの効果を最大限に発揮するためにも、読書に適したタイミングを知りたいですよね。
そこで、この記事では読書に適したタイミングをお伝えすると共に、読書にかける1回あたりの時間とスキマ時間を読書時間に活用する工夫についても紹介します。
- これから読書を習慣にしていきたい
- もっと効果的に読書を楽しみたい
読書の時間を増やして人生を好転させたい方も必見です。ぜひ最後までご覧ください。
読書に適したタイミング
結論から言いますと、読書に適したタイミングは朝です。なぜ朝が読書に適しているのかと言うと、活動的な時に働く「交感神経」が優位になるからです。
交感神経が優位になることで、脳の神経細胞であるニューロンの働きも活発になります。
生命を維持するために、私たちの意志とは関係なく毎日休まず働いている自律神経。その自律神経は、大きく「交感神経」と「副交感神経」の二種類に分けられます。
私たちの体は、日中活動的になると交感神経が優位になり、就寝前などリラックスしていると副交感神経が優位になるように出来ています。快適な毎日を送るためには、この二つの自律神経をバランス良く働かせることが重要です。
交感神経が優位になることで、脳の神経細胞であるニューロンの働きも活発になります。
ニューロンは情報処理と情報伝達に特化した細胞です。
更に、朝起きたら太陽の光を全身に浴びると良いでしょう。太陽の光を浴びることで、神経伝達物質のセロトニンが多く分泌されます。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神を安定させるだけでなく、頭の回転を良くします。太陽の光は起床直後から、だいたい15分から30分ほど浴びると良いとされていますので、起きたらすぐにカーテンを開けるようにしましょう。
朝から好スタートを切るにはセロトニンをしっかり分泌させることも大切なんだね。
なお、朝食を取る前の空腹時の方が、朝食後よりも集中力は高まると言われています。
効果的な朝読書のやり方
次に、効果的な朝読書のやり方についてお伝えします。
まず神経伝達物質のセロトニンを分泌させるため、起きたらすぐにカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。
カーテンの近くに読みたい本を置いておくとスムーズです。
それから朝食を取らず、すぐ読書に入ります。
具体的な読書時間ですが、おすすめは15分間です。人によっては「ちょっと物足りない…」と思われるかもしれませんが、そもそも人が継続して集中できる時間は15分程度と言われています。また、精神科医でありながらベストセラー作家でもある樺沢紫苑氏も、15分を有効活用することを推奨しています。
▼こちらは樺沢紫苑氏が提唱する集中力持続時間の法則について解説されている動画です。(3分程度の動画なのでサクッと見られます!)
心理学で『初頭努力と終末努力』という用語がありますが、これは何か作業をする初めと終わりに集中力が高まる現象を指します。例えば、テスト開始時と「テスト終了まであと5分です」と言われた時、特に集中力が高まっているように感じた経験に心当たりはないでしょうか。
これを15分読書に置き換え、最初と最後の5分間が『初頭努力と終末努力』で集中力が高まっている状態とすると、3分の2は高い集中力を維持している状態と言えるのです。
読書も仕事も家事も、15分単位を意識して取り組めば、効率的に進めることができるのではないでしょうか。
▼こちらはパステルカラーが可愛いサンドタイマーです。サンドタイマーであればアラームが鳴らないので、職場でも気兼ねなく使用できますし、高まった集中力を途切れさせることがありません。サンドタイマーを活用し、読書や仕事等に充てる15分間のパフォーマンスを上げましょう。
▼読書に最適な姿勢については、こちらの記事をご覧ください。
オーディオブックを活用した朝読書
最近では、スマホのアラーム機能を目覚ましに使用されている方が多くいます。また、1回目ではなかなか起きられず、何度目かのスヌーズ(一定時間が過ぎると再度アラームが鳴る機能)でようやく起きるという話もよく耳にします。
1回目でスムーズに起きられないことを見越して、アラームが鳴る時間は実際に起きる時間よりも少し早めに設定する方もいるのではないでしょうか。そうなると、1回目のアラームが鳴ってから起きるまで、「どうしようかな〜起きようかな〜まだ眠いな〜…」などと考えながら20分くらいは無駄に布団の中で過ごしてしまいます。
もはやそれが朝のルーティーン。
ゴロゴロ布団で過ごす時間をそのまま読書時間にするには、オーディオブックがおすすめです。オーディオブックなら、布団の中でゴロゴロしながらも読書が可能です。
例えば、こちらの本。
価格は単行本だと1,650円、電子書籍(Amazon)だと891円です。
Amazonのオーディオブック“Audible(オーディブル)”なら月1,500円で上記の本だけでなく、12万冊以上の作品が聴き放題。また、再生速度や「15分間だけ聴く」といったタイマーも設定できます。
全143ページの上記の本をAudibleで聴く場合、通常ですと3時間7分かかるのですが、再生速度を2.5倍にすれば1時間15分で聴き終えることが可能です。朝の15分間しか聴かなかったとしても、5日間で一冊分が終わります。
1ヶ月30日間として考えてみると、同じくらいのボリュームの本なら朝の15分間だけでも六冊分も楽しめます。
1ヶ月に一冊も読めていなかった状態が続いていた場合、これは大きな進歩ですよね。
オーディオブックを活用した朝読書の流れをまとめます。
- アラームが鳴ったら一度起きてカーテンを開ける
- オーディオブックを起動、本を選択する
- 再生速度を設定する
- タイマーを15分に設定する
- 15分間集中して聴く(布団の中でも可)
※③の再生速度は事前に設定可能です。
「朝すぐに起きられなくて布団の中でゴロゴロする時間を読書時間に変えたいな…」という方は、無理なく読書を習慣化させるためにもオーディオブックを活用してみてはいかがでしょうか。
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その他の読書のタイミング
読書に適したタイミングは朝とわかりました。その他にも、読書をするのにちょうど良いタイミングはあります。
例えば以下のような時間です。
- 通勤・通学の時間
- 昼休みの時間
- 入浴中の時間
- 寝る前の時間
それぞれの時間に行う読書について、解説していきます。
通勤・通学の時間
電車やバスなどの通勤・通学の時間は、移動中ということもあり、やれることが限られます。本を開くスペースさえ確保できれば、読書はできますので、まさに通勤・通学の時間は読書をするのに打ってつけ。
ただ電車やバスで移動中、座って読書をすると、単調な揺れにより眠気に襲われることが多々ありますよね。移動中「寝ないで読書しよう!」と思ったら、立っていた方がかえって読書が捗る場合も考えられます。
立つか座るか、自分はどちらの方がより読書が捗るのかをしっかり把握しておくことで、「読書しようと思ったのに寝てしまった」という事態を減らせます。
昼休みの時間
仕事や学校の昼休みの時間は、自分の自由な時間。この時間を使って読書をすることで、リフレッシュすることができ、午後からのモチベーションを上げることもできます。
入浴中の時間
入浴中は汚れを落とすと共に、1日の疲れを癒す場でもあります。湯船に浸かりながらの15分間、集中して読書を楽しむのも良いでしょう。
寝る前の時間
寝る前の時間は、身体をリラックスさせる時間帯です。この時間に読書をすることで、身体をリラックスさせるだけでなく、心を落ち着かせ、思考を整理することもできます。
スキマ時間を読書時間に活用する工夫
楽天グループ株式会社が楽天ブックスユーザーを対象に実施した読書習慣に関するアンケート調査によると、「休日のゆっくりしているとき」と回答したユーザーが59.6%と最も多い結果でした。
引用:読書習慣に関するアンケート(楽天グループ株式会社)|PR TIMS
このアンケート結果を見ると、まとまった時間がある時に読書をしている人が多い印象を受けます。逆に言えば「心に余裕があり、まとまった時間がある時でないと読書できない」という心の表れのようにも感じます。
しかしながら、まとまった時間が無くても読書は可能です。どんなに忙しい人でも、以外とスキマ時間はあるもの。そして、その時間を読書に充てることができるはずです。
以下は「その他の読書のタイミング」でお伝えしていないスキマ時間です。
- SNSを見る時間
- ゲームをしている時間
- 家事・育児をしている時間
時間を決めずにSNSの閲覧やゲームをしていると、気づけばあっという間に1時間経過していることってありますよね。SNSやゲームに関わらず、ニュースアプリや匿名掲示板の閲覧も、つい時間を忘れて没頭しがちです。
前述で人が集中できる時間は15分間とお伝えしましたが、15分経過して一度集中力が落ち込んだ後、また集中力は復活します。「15分間集中」と「5分休憩」を繰り返すことで、集中力を維持しながら効率的に仕事や読書に取り組めます。
この「5分休憩」をSNSを見たり、ゲームをする時間等に使いましょう。
また家事・育児の時間も、両手が空くオーディオブックを使用すれば、家事・育児をしながらの読書が可能になります。
まとめ
ここまで、読書に適したタイミング、読書にかける1回あたりの時間とスキマ時間を読書時間に活用する工夫についてご紹介しました。記事の要点をまとめます。
- 読書に適したタイミングは朝。集中が持続する時間「15分間」を1回として取り組むと良い。
- 頭の回転を良くするセロトニンの分泌を促すためにも、朝読書の前にカーテンを開けて朝日を15分〜30分は浴びるようにする。
続いて、スキマ時間を読書時間に活用する工夫についてのまとめです。
- 人は「15分間集中」と「5分休憩」を交互に繰り返すことで、効率的に仕事や読書に取り組める。→SNSの閲覧やゲームは「5分休憩」の間に行う。
- 家事・育児の時間は両手が空くオーディオブックを使用する。
しっかり集中して読書をするには、「まとまった時間がないと難しい」と思われがちですが、工夫をすれば誰でもスキマ時間を読書時間にすることができます!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。